飼育が難しいと言われているアカザですが、初めて飼育するときにどんなものをそろえればアカザを死なさずに育てられるか不安に感じる人も多いかと思います。
そこで、わが家でアカザを飼育してきた水槽・設備について紹介したいと思います。
水槽の初期設備
水槽は好きなもので構わないのですが、水質の安定化や活動量の多いアカザが泳ぎ回れることを考えるとある程度の大きさがあるとよいかと思います。自分はなぜか川で捕まえた魚を入れとく容器=虫かごという固定観念があるため、ネットで大きめの虫かごを探して使っています。
飼育容器 スーパー特大 クリア(幅50×奥行き36×高さ30cm) プラケース 虫かご 昆虫 メダカ ザリガニ 両生類 お一人様1点限り 関東当日便
エアポンプ
魚を飼うときの基本ではありますが、エアレーション(ぶくぶく)一式。ほかの渓流魚と同様にアカザの場合もエアレーションは必ず必要です。
ジェックス e‐AIR 1000SB エアーポンプ 吐出口数1口 水深35cm以下・幅45cm水槽以下
はじめ我が家ではぶくぶくなしで飼育していたのですが、飼育を始めて3日目頃のある朝、アカザが鼻上げをしていました。普段は人前には絶対に姿を現さないアカザですがエアレーションをしていなかったこのときばかりは、僕が近づいても逃げないような状態だったので、相当の酸欠状態だったのではないかと思います。
ただ、上記のような小型のエアポンプでも十分に酸欠を回避できるので、初期設備として導入するのがおすすめ。ポンプ以外の設備もまとめておきます。
隠れ家
基本的にアカザは夜行性のため、日中は隠れられる場所が必要と思っています。例えばこの動画の32:44に出てくるように岩の陰に隠れているのかな?とイメージしています。こんな渓流のイメージで、うちの水槽も隠れ家用の石を導入してみました。
わが家の水槽では以下の石を使用しています。こちらの石は川の石のような丸みはなく表面がごつつしています。岩の表面でアカザの体が傷ついてしまうかもと心配していたのですが、特に怪我無く過ごしてくれています。
形状お任せ 白流石 サイズミックス 3kg 関東当日便
最後に水槽の底に敷くものを紹介します。
野生環境でのアカザはカワゲラやトビケラの幼虫が生息している川に住むので、この虫たちが隠れられそうな底材が居心地よいのかなと思っています。なので以下の2種類の粗さの砂利を敷いています。
粒径25~40 mm:【楽天市場】渓流石 No.8 1kg 粒径25〜40mm 関東当日便:charm 楽天市場店
粒径15~25 mm:【楽天市場】渓流石 No.7 1kg 粒径15〜25mm 関東当日便:charm 楽天市場店
アカザが活動する様子を動画で撮影したときも、餌を与えたわけでもないのにこの砂利に頭を突っ込んでいる様子が写っていたので、野生を思い出してエサを探しているのかなと想像しています。
あとアカザは以下のお店から購入しました。
(淡水魚)アカザ(1匹)
石組みと水草のレイアウト
(水草) 国産 アナカリス(10本)メダカ・金魚藻 送料無料
水草はアナカリス育てています。一緒に飼育しているミナミヌマエビの隠れ家になればいいなと思い導入しました。エビを飼育した理由はアカザが人工飼料を食べてくれない間、生餌として食べてもらおうという意図でしたがまったく食べていません。
(エビ)ミナミヌマエビ(20匹)(+1割おまけ) 北海道・九州航空便要保温
また、ミナミヌマエビには立ち上げ初期のパイロットフィッシ ュとしての役割も期待していました。ただ、アカザも立ち上げ初期にエビと同時に入れてしまったので、パイロットフィッシ ュとして も生餌としても不要だったと思っています。
ちなみに、水質の悪い立ち上げ初期からアカザをお迎えしましたが、アカザが死ぬことはありませんでした。加えて、立ち上げから1か月が過ぎた今もわが家の水槽はかなり悪質な水質を維持していますが、アカザは元気に生きているので水質悪化には以外にも強いようです。
アナカリスの底砂は渓流をイメージして川砂を使っています(アナカリスは渓流か?という厳しい意見もあります)。アカザは砂の上を這いまわるように泳いだり、たまに開けた砂地の上で休憩するようなしぐさを見せていたりします。ただ、砂地がアカザにとってよい影響を与えているかはあまりよくわかっていません。
No.03 Spring Water(湧水の砂) スモール 3リットル(30cm水槽用) お一人様4点限り 関東当日便渓流レイアウト
水流ポンプはこちらのものを使用しています。
水量の目安にするため、こちらの動画を参考にしました。
1500L/Hの水量だと水槽の見た目はかなり川の流れに近いように見えるのですが、アカザにとっては少し流れが速すぎるみたいです。流れが緩やかな水草の陰で休憩していることが増えました。
わが家では水の出口にフィルターを付けて、アカザが活動しやすい流量を探しているところです。ちなみに、アカザの粘膜が水槽内に漂うので、フィルターがあると見た目をきれいに保つことができます。
以上、アカザの飼育設備紹介でした。アカザは意外にも丈夫な魚なので、水質についてはあまり気にしなくても大丈夫という紹介でした。