水槽でドジョウを産卵させるために その3|オスとメスの行動

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ドジョウのメスが卵を産むとき、オスがメスの体に巻き付く。このとき、メスの体には傷跡がのこる(参考:ドジョウの産卵の話ぃその2&銀鱗コイフナ(ギンリン)

このことから、オスはかなり強い力でメスのお腹を押すことで、卵の排出を促しているのだと思う。人工的に卵を採取するときも、成熟したメスのお腹を指で押すのだそうだから、このオスの行動を参考にしているのだと考えられる。

先の記事(水槽でドジョウを産卵させるために その1|水温と日照時間)では、メスの成熟には日照時間が重要という話をした。では、メスが抱卵した後、産卵するかどうかはオスが発情することが重要。

オスの発情のきっかけになる因子が何か?

これが水温の変化なのでは?という仮説を立てた。

ドジョウが産卵するのは、河川などの恒久的水域から水田など一時的水域に移動した場合なのだそう。

河川と水田の大きな違いとして水温の違いが挙げられる(水槽でドジョウを産卵させるために その2|水温変化)。7℃も水温が高くなる。環境の急な変化がオスの発情を促すということがあるのかもしれない。

水槽で水温上昇させるとオスの繁殖行動を引き起こせるかもという話でした。